「歯医者が苦手」「できれば行きたくない」そのように考えている方は多いと思います。
また、「費用がいくらかかるか分からない」「どんな治療をしてもらえるのか心配・・・」ということも、歯医者から足が遠のいてしまう原因なのではないでしょうか?
当院では、患者様に安心して治療を受けていただくために、以下のような取り組みを行なっています。
完全アポイント制・完全個室で治療
一般的な歯科では、予約のほかに飛び込みの患者様も一定数受け入れています。そのため、治療時間は20~30分程度で、同時に複数の患者様の治療を行うことも珍しくありません。
当院は完全アポイント制で、治療も完全個室で行っています。また、お1人の治療時間は平均して2~3時間(治療の説明時間含む)です。一般的な歯科に比べると1回の治療時間は長いですが、その分、通院回数を減らすことができ、結果的に治療期間は短くなります。もちろん、治療時間を長く取ることができない患者様には、ご都合に添った対応をすることも可能です。予約時にお申し出ください。
治療前に60分の治療説明を実施
当院では、初診時に約60分ほどの時間をかけて、個室で画像による治療説明を行っています。
まずは口の中の写真を撮らせていただき、現在の状態・痛み・症状経過・過去の治療状況をお聞かせください。患者様が理解しやすいように写真画像を用いて痛みや悩みの要因を説明し、治療の相談をさせていただきます。
全顎的な治療が必要な患者様や、長期間に渡って口の中の健康を維持したい患者様には、精密検査を受けていただき、長期的な治療計画を立案することも可能です。治療計画は文書にしてお渡ししていますので、家族と治療方針を話し合う際にもお役立ていただけます。
かつては、治療の選択肢が少なかった口腔や歯の治療ですが、現在は歯科医療技術と材料の進化によって、複数の選択肢が可能となりました。当院では、それぞれの治療方法のメリット・デメリットについてもしっかりと患者様にお伝えします。
初診時の流れ
電話にてご予約
初診は1時間を予定しています。お電話にてご予約ください。
その際アシスタントがお悩みの症状などを質問させていただきます。
問診票のご記入
来院いただき問診票をご記入後、アシスタントが診療室にご案内します。
同時に他の予約はお取りいたしませんし診療はすべて院長が行います。
診療室にご案内
診療室は個室でドイツのカボ社の診療椅子にテンピュールの医療マットを装備しています。カボ社は歴史と実績に裏付けされた診療機器の世界的メーカーです。特に診療椅子は洗練されたデザインのみならず内部に「水消毒システム」を搭載し安心安全を最重視されています。診療時、切削器具からは診療椅子内部の配管を通った水や空気を出しています。継続的に使用することにより配管に細菌が繁殖することは数年前からニュースなどでご存知の方も多いと思います。水消毒システムはその環境を自動的に消毒してくれる構造で国内で販売されている診療椅子の中で最も初期に導入したのがカボ社なのです。
院長の問診
診療椅子におかけいただくと院長が問診をさせていただきます。全身的な既往歴も詳しくお尋ねすることがあります。お口は消化器系の入り口であり、内臓疾患の初期症状が歯科疾患として見られることがよくあります。そして今回の来院の主訴やこれまでの歯科治療歴など詳しく伺います。
口腔内を拝見
実際にお口の中を拝見します。全体的を見た後顕微鏡(マイクロスコープ)で見ながら患歯を特定するため指や器具で触ったり刺激を加えたりします。痛みの感じ方は不規則な場合がありご自身で感じる箇所が患歯でない場合があるので慎重に探す必要があります。
資料採集
ある程度特定できたら顕微鏡による口腔内写真を撮っていきます。後でご覧いただくのにわかりやすいように器具で唇を引っ張ったり、舌や頬をおさえたり、お顔の向きを変えたるなどしながら撮影いたします。辛かったり伝えたいことが出てきた場合は診療室内ではどんな時も左手で合図してください。右側は尖った器具がある場合があります。
全体的なレントゲン、患歯のみのレントゲンはすべてデジタルですので撮影部位にもよりますが従来のものと比べ7分の1程度の被曝量に抑えることができています。必要に応じ歯ブラシをし出血や歯の動揺を確認します。
初診時は応急処置が必要で同意を得た場合以外は口腔内の審査、診断に徹します。
ご説明、質疑応答
お撮りした資料を前方の60インチモニターでご覧いただきながら口腔内の現状をお伝えし、吉松歯科医院で提供できるご提案、期間、費用など質問も受けながら説明させていただきます。
後日疑問が出てきた場合はメールや電話でご質問ください。
はじめて来院される患者様へ 初診への思い
初診はお見合いと同じでお互い緊張しています。
患者様からすれば、吉松歯科医院に治療を託せるだろうか、吉松歯科医院の環境は許容範囲内だろうか、地理的に継続して通院できるだろうか等の判断をする時間になるのでしょう。
私はいつも初診は一期一会だと思い顕微鏡による口腔内写真やレントゲンなどできるだけの資料を取らせていただき、問題点(今は症状がない箇所も)は自分がわかる限りお伝えすることを心がけています。
大人の歯は親知らず含めると32本あり、痛みなどの症状の原因は患歯だけの問題ではないことがよくあります。結果的に吉松歯科医院での治療を選択されなかったとしても今後気をつけていただきたい部分をお伝えすること(ご自分の現状を知っていただくこと)が歯科医師の役割の一つだと考えています。求められていない箇所のことは伝えず患者さまに嫌な気持ちを持たれないようにしてまた問題が起きた時に来てくれればいい、とおっしゃる歯科医師もおられます。しかしそれでは歯を残せる可能性が大きく下がってしまいます。
細菌感染(虫歯)が歯の表面の間に気付けば歯の神経は残せるし、神経を取る処置が精密になされれば生涯ご自身の歯でお食事ができる可能性が高くなります。歯を抜く判断は慎重であるべきですし、汚れの溜まっている箇所を映像で見て、歯ブラシのくせ(汚れに届いていない歯ブラシは効果が低いです)を知って意識して行うブラッシングの技術は生涯の宝物になります。
初診時、撮らせていただく資料からわかる限りのことを1時間の初診時に映像も交えて伝えようとすると盛り沢山になることが多く少なからずショックを感じるとは思いますが現状を知っていただくことが口腔環境を守る第一歩だと考えています。
最新の治療システム・最新機器を導入
マイクロスコープ(手術用実体顕微鏡)を用いた歯科治療に使う新しい器具を当院の院長、吉松宏泰が開発し、2003年より学会などで発表し続けております。そのため、当院ではマイクロスコープを用いた治療実績が豊富です。
当院のマイクロスコープは、眼科や脳外科手術などでも使用されており、最大で肉眼の約24倍での処置ができます。歯の根の治療を顕微鏡下で行う根管治療・顕微鏡下で繊細な外科処置を行うマイクロサージェリー、その他、普段歯を削る時にも顕微鏡が多いに活躍し、肉眼で行うよりよりも精密な治療が可能です。さらに、治療過程を映像として記録できるため、映像を見ていただきながら治療内容を詳細に説明することもできます。
このほか、根管治療時の組織損傷・誤飲・嚥下を防ぐために、ラバーダム防湿を徹底。特別な消毒システム(水消毒システム)を備えた治療用ユニットや、世界最小被ばく量のデジタルレントゲン及び歯科用CT、ダイアグノデント(レーザーの透過性を利用して虫歯・感染部を数値表示で診断する装置)なども備えています。特にダイアグノデントはマイクロスコープと組み合わせることで、患者様自身に歯の状態を確認していただきながら治療を進めることができます。
徹底した衛生管理
当院では、患者様ごとに滅菌パックされた器具を使用しています。また、エプロン・コップ・麻酔の針などはすべて使い捨てのものを使用しているので、院内感染のリスクは最小限です。さらに、口をすすぐ水・温水・エアーには除菌フィルターを使用し、医療用空気清浄機で室内の空気をキレイにしています。そのため、当院は歯科医院特有の消毒薬の臭いがなく、患者様に気持ちよく治療を受けていただけます。
安心の治療保障
健康保険が効かない歯科治療は、治療費が高額になる傾向にあります。そのため、当院では安心治療保障制度を設けています。詰め物(インレー)・かぶせ物(クラウン・アンレー・ブリッジ)は最低5年間保障が可能です。また、保障間中の破損・脱落・不具合は無料で修理・再製作いたしますので、不具合がありましたら小さいことでもすぐにご相談ください。なお、保障期間終了後の不具合も考慮いたします。詳しくは、当院までお尋ねください。
万一に備えてAED(自動対外式除細動器)を完備
当院では、AEDが広く普及する以前、2002年の開業当初より心肺停止救命装置のAED(自動体外式除細動装置)機器一式を備えています。AEDとは、心筋梗塞などの影響で心臓が筋肉痙攣を起こして血液を送るポンプとしての機能を行えなくなった際、人為的に強い電気ショックを与えることで心臓の筋肉痙攣を除去する装置です。
万が一の場合、救急車が到着するまでの数分間に適切な救命措置ができるかどうかが非常に重要となります。当院では、そのような場合においても、AEDを用いた適切な処置を行うことが可能です。