歯茎が腫れる5つの原因とは―症状や対処法についても詳しく解説

歯茎が腫れると、膿が溜まったり強い痛みを感じたり、出血したりと、様々なリスクにつながります。

歯茎の腫れの原因となる歯肉炎や歯周炎は、なんと35歳以上の80%以上が抱えているという説もあるんです。

今回は歯茎の腫れの原因に加え、適切な対処法についても解説しますので、ぜひ参考にされてください。

目次

歯茎の異常!腫れや出血など症状別に解説

歯茎が腫れる②

歯茎の腫れと一口にいっても、症状は様々。

まずは、歯茎の異常時によく見られる症状をチェックしていきましょう。

  • 歯茎が赤く腫れている
  • 歯茎から血が出る
  • 歯茎がプヨプヨ・ブヨブヨしている
  • 歯茎に白いデキモノがある
  • 口を動かしたり物を噛むと痛い
  • 歯茎を押すと膿が出る

この中の1つでも当てはまる点があれば、歯茎が炎症を起こしている可能性が高いです!

放置するとあっという間に症状が悪化してしまう恐れがあるため、自己判断せずに早めに歯科医院を受診するようにしましょう。

歯茎が腫れる5つの原因

歯茎が腫れる②

続いて、歯茎が腫れる原因について1つずつ見ていきましょう。

歯周炎や歯肉炎は歳を重ねるごとにリスクも上がります。

事前に頭に入れておくことで、いち早く症状に気付くことができるかもしれません。

原因1.細菌の繁殖による化膿

口の中には何百種類にも及ぶ細菌が住み着いています。

うがいや歯磨きをまめに行うことで、ある程度細菌を洗い流すことはできますが、それでも完全に無菌な状態にするというのは不可能です。

この細菌が、歯根(歯の根っこ)に入り込んで繁殖すると、炎症を起したり膿が発生したりして、歯茎が腫れてしまうのです。

対処法としては、殺菌作用のあるうがい薬を使用するのがおすすめ!細菌の繁殖を抑えられます。

原因2.歯肉炎・歯周炎を起こしている

歯磨きをしている時に、歯茎から血が出たという経験はありませんか?

これは歯磨きを激しくやり過ぎたことによって歯茎を傷つけてしまったというケースもありますが、普通通りの歯磨きをしたつもりなのに血が出た場合は「歯肉炎」が疑われます。

歯肉炎は、歯垢(プラーク)や歯石の細菌が原因で起こります。

歯垢は細菌の塊とも言えるもので、主に歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)に存在しています。

歯垢はわずか数日で歯石化し、こうなると歯磨きだけでは取り除くことができなくなってしまうのです。

そして歯肉炎を放っておくと「歯周炎」へと悪化し、歯茎がプヨプヨしたり膿が出たりといった症状が現れます。

歯肉炎と歯周炎をまとめて「歯周病」と呼びます。

予防法・対処法としては、定期的に歯科医院で歯石取りの処置を受けるのが有効です。

原因3.親知らずの発達による炎症

親知らずは、横向きや斜め向きなど、曲がって生えてきやすい歯です。

そのため歯の周りに隙間ができてしまい、細菌による炎症が起こりやすい環境にあるのです。

親知らず周りに起こる炎症は「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」といい、腫れや痛み、口臭などを伴います。

原因4.疲労やストレスによる口内炎

歯茎が白っぽく腫れている場合は、アフタ性口内炎が疑われます。

唇や頬の内側、舌、歯ぐきにできる一般的な口内炎で、痛みを感じる場合もあります。

主な原因は、ストレスや疲労、睡眠不足。栄養不足などです。

身体をしっかり休めて、十分な睡眠と栄養補給を行うことで、早く完治するかもしれません。

原因5.歯の根が折れてしまっている(歯根破折)

外傷や歯ぎしり、食いしばりなどの刺激によって歯の根っこ(歯根)が割れることを「歯根破折(しこんはせつ)」といいます。

割れた内部に侵入した細菌はあっという間に繁殖し、歯茎に炎症を起こします。

特に注意すべきは、虫歯治療で神経を抜いた歯です。

神経を抜いた歯はどうしても脆くなりやすいので、歯根破折のリスクが高まるのです。

歯茎に膿がたまった!症状や根管治療後に膿が止まらない場合の対処法についても解説していますので、併せてご覧ください。

歯茎が腫れた!歯医者選びのポイントは?

歯茎が腫れる③

歯茎の腫れは、数日~10日間ほどで治まる場合と、断続的に続く場合とがあります。

自分で原因を見極めるのは難しいため、炎症に気付いたらなるべく早く歯科医院を受診しましょう。

ここからは、歯科医院選びの3つのコツについて解説します。

歯医者選びのコツ1.重視すべきポイントと合致するか

治療費用や治療期間、仕上がりの綺麗さや丈夫さなど、歯科治療に求めることは人それぞれ。

後悔しないためにも、「自分が重視するポイントは何か」を事前に考えておいた方がよいでしょう。

歯科治療には、保険が適用される「保険診療」と保険適用外の「自由診療」の2が種類があり、治療内容や治療費用が大きく異なります。

保険診療は一般的に3割負担なので治療費用は安くなりますが、痛みの除去や、健康に支障があるところだけを処置するという「最低限の治療」しか受けられません。

見た目の良さや丈夫さまで求めるのは難しいのが現実です。

一方自由診療は全額負担なので治療費用はかかりますが、治療内容に制限がないため、最先端の治療が受けられます。

歯科材料も高品質な素材を選べるので、見た目の美しさや丈夫さを重視したい方には自由診療がおすすめです。


吉松歯科医院では、自由診療のみの提供となっています。

日本ではまだ普及していないマイクロスコープや歯科用CTをいち早く導入しており、世界的にも最高クラスの設備を誇ります。

また当院では、なるべく歯を残し再発による再治療を繰り返さない丁寧かつ精密な根管治療を行います。

自由診療はハードルが高いと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、治療費用や治療期間に関するご相談もお受けしていますので、お気軽にお問い合わせください。

歯医者選びのコツ2.治療方針

歯科医院選びで失敗しないためには、治療方針について事前に調べておきましょう。

初めての歯科医院に訪れる際は、少なからず不安を感じるものです。

ホームページ等で治療方針について丁寧に説明がある歯科医院だと、安心して治療を受けられそうですね。

歯医者選びのコツ3.対応や説明が丁寧かどうか

予約時の対応や治療説明が丁寧かどうかも、非常に重要なポイントです。

治療費用や治療期間などの要望があれば、治療に入る前に相談しておくのがよいでしょう。

不安な点や疑問点を予め解消しておくことで、安心して治療に専念できます。

当院では、初診時の検査やカウンセリングを、1時間かけてじっくり行います。

治療内容や治療期間などのご要望にも最大限お応えさせていたきますので、お気軽にお問い合わせください。

他院での診断や治療内容に疑問を感じられた方や、セカンドオピニオンを受けたいと考えられている方も大歓迎です。

歯茎が腫れる5つの原因|まとめ

今回は、歯茎の腫れ・炎症ついて詳しく解説しました。

歯茎の腫れは主に「細菌の繁殖」が原因で起こりますが、より詳しい原因を突き止めるのはなかなか難しいかもしれません。

最初は痛みを感じなくても、悪化するにつれて、痛みを伴ったり出血したりといった可能性が高まります。

なるべく早い段階で歯科医院を受診するのがおすすめです。

  • 「歯を抜かなければならないと診断された」
  • 「治療に関する説明があまりなく、安心できない」
  • 「できるだけ自分の歯を残したい、守りたい」

そんな方はぜひ一度ご相談ください。

吉松歯科医院では、患者様一人一人とじっくり向き合って治療を行うために、完全予約制とさせて頂いています。

来院される前に、まずはご予約をお願いいたします。

経験豊富な歯科医師、吉松歯科医院の吉松宏泰が自分の歯だと思って、親身になって治療にあたらせて頂きますので、安心してお任せ下さい。

歯や歯茎に関するお悩み、治療内容に関して気になること
がありましたら、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。

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