
感染根管治療の費用相場は?保険・自費どっちが良いか成功率まで徹底解説
感染根管治療は、歯の内部にある神経や根管と呼ばれる細い管に細菌が侵入し、炎症や感染を起こした場合に行われる治療です。
「費用がどれくらいかかるのか」「保険で十分なのか」「自費を選ぶ意味はあるのか」と悩む方は多いです。
この記事では、感染根管治療の費用相場を中心に、保険と自費の違い、成功率、再治療の注意点、治療を成功させるためのポイントを解説します。
一般的な根管治療との違いは下記のページをご覧ください。
感染根管治療の費用相場【保険・自費どっち?】

感染根管治療の費用相場は以下のとおりです。
- 保険適用の費用
- 自費治療の費用相場
それぞれ解説します。
保険適用の費用
保険診療で感染根管治療を行う場合、自己負担が3割の方であれば、1本あたりおおよそ3,000円から5,000円前後が目安になります。
この金額には、根管内部の清掃や消毒、薬剤の交換、根管充填といった基本的な処置が含まれます。
ただし、土台や被せ物の費用は別途必要になる場合が多く、トータルでは1万円前後になることもあります。
使用できる材料や治療方法、治療にかけられる時間には国が定めたルールがあり、精密な処置を行うには一定の制約がある点も理解しておきましょう。
自費治療の費用相場
自費で行う感染根管治療の費用相場は、前歯か奥歯かによって費用は変わり、1本あたり20万円から50万円程度です。
自費治療では、歯科用CTやマイクロスコープといった精密機器を使用し、より正確な診断と治療が可能になります。
その分費用は高額になりますが、再発リスクを抑え、歯を長く残せる可能性が高まる点が特徴です。
吉松歯科医院では、歯科用CTやマイクロスコープを完備し、治療前には60分の説明時間を設けているため、安心して治療に臨めます。
費用が高くなる理由と「2回目の根管治療」の注意点

費用が高くなる理由と「2回目の根管治療」の注意点は次のとおりです。
- 保険と自費の成功率の違い
- 保険の制限(時間・材料・回数)と成功率の関係
- 自費治療で成功率が上がる理由
- 自費治療の失敗例・返金の実際
それぞれ説明します。
保険と自費の成功率の違い
根管治療の成功率は、治療環境や方法によって差があります。
一般的には、保険診療による根管治療の成功率は50%程度、自費診療では80〜90%前後まで高まるといわれています。
この差は、歯科医師の経験だけでなく、使用できる器具や治療にかけられる時間の違いによっても生まれます。
根管は非常に細く、枝分かれしているため、肉眼だけで完全に把握するのは困難です。
肉眼の約24倍の大きさで確認できるマイクロスコープについては下記も合わせてご確認ください。
保険の制限(時間・材料・回数)と成功率の関係
保険診療では、1回あたりの診療時間や使用できる材料に制限があります。
そのため、根管内部を十分に確認しながら丁寧に処置することが難しくなることがあります。
特に、根管の形が複雑な歯では、感染源を完全に除去しきれないこともあります。
こうした制限の結果、治療直後は症状が落ち着いても、数年後に再び腫れや痛みが出てしまい、再治療が必要になるケースも少なくありません。
自費治療で成功率が上がる理由
自費治療では、治療時間や使用機材に制限がないため、より精密な処置が可能です。
マイクロスコープを使用することで、肉眼では見えない根管内部を拡大して確認できます。
CTにより歯根の形や感染の広がりを三次元的に把握できるため、見落としを防ぎやすくなります。
また、ラバーダム防湿を行うことで、治療中に唾液や細菌が侵入するのを防ぎ、再感染のリスクを大幅に下げることができます。
吉松歯科医院では徹底的な滅菌・感染症対策を行っています。
詳しくは以下のページをご覧ください。
自費治療の失敗例・返金の実際
自費治療であっても、すべての症例で成功が保証されるわけではありません。
歯根にひびが入っている場合や、感染が顎の骨まで広がっている場合には、治療が難しくなります。
返金や保証の有無は歯科医院ごとに異なり、再治療を無償で行う歯科医院もあれば、一部返金や返金なしとする歯科医院もあります。
治療を始める前に説明を受け、内容を十分に理解したうえで判断することが大切です。
感染根管治療の費用を安くする方法

感染根管治療の費用を抑えるためには、短期的な金額だけでなく長期的な視点を持つことが欠かせません。
最初の治療で感染をしっかり取り除き、再治療を防ぐことが結果的に最も費用を抑える方法です。
場合によってはセカンドオピニオンを受け、治療方針を比較検討することもおすすめです。
吉松歯科医院では、セカンドオピニオンを受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

根管治療をしないとどうなる?放置のリスク

根管治療を放置すると起きるリスクは以下のとおりです。
- 痛みがなくても進行する
- 抜歯が必要になるケース
それぞれ解説します。
痛みがなくても進行する
神経がすでに死んでいる場合、痛みを感じなくなります。
しかし、痛みがないからといって問題が解決したわけではありません。
内部では細菌感染が進行し、歯の根の先や顎の骨にまで炎症が広がることがあります。
抜歯が必要になるケース
感染が進行すると、歯を支える骨が溶けたり、歯根が割れたりすることがあります。
この状態になると、根管治療では対応できず、抜歯が必要になります。
抜歯と言われたけれど、他の方法を探している方は下記の記事を参考にしてみてください。

感染根管治療を成功させるためのポイント

感染根管治療を成功させるためのポイントは下記のとおりです。
- CT撮影・マイクロスコープ・ニッケルチタンファイル
- 治療回数・スケジュール管理
- 再治療後のクラウン(被せ物)の選び方を知る
それぞれ説明します。
CT撮影・マイクロスコープ・ニッケルチタンファイル
感染根管治療の成功率を高めるためには、CT撮影やマイクロスコープ、ニッケルチタンファイルといった設備や器具が重要です。
これらを導入している歯科医院を選ぶことで、精度の高い治療が期待できます。
治療回数・スケジュール管理
根管治療は途中で通院間隔が空きすぎると、再感染のリスクが高まります。
歯科医師の指示に従い、計画的に治療を進めることが成功につながります。
再治療後のクラウン(被せ物)の選び方を知る
根管治療後に装着する被せ物の適合が悪いと、隙間から細菌が侵入し、再感染の原因になります。
根管治療だけでなく、被せ物の精度や素材も含めて検討する必要があります。
感染根管治療の症例紹介

感染根管症例:術全から歯冠形態を作って初日終了まで
術前:麻酔をした後にラバーダムをしてクラウンを外します。



レジンコアの中にメタルのスクリューが入っているので除去します。

慎重に削って行きます。

以前の先生が行った根管充填材も除去していきます。

根尖部の根管充填材も除去していきます。

根管充填材が除去できている事をレントゲンで確認して、根管洗浄を薬品やレーザーなどを用いて行います。


根管内を乾燥させるとクラックラインが確認できます。
標準的な診断基準であればこの時点で根管治療は終了になり、抜歯になります。
しかし吉松歯科医院では、私の過去の経験から接着して歯を残す事を行っています。
なぜ破れたのか?の原因除去を行わなければ、また短期間で破れてしまいます。

最終的なレーザー洗浄を行い、根管充填を行いました。

バイオセラミックによる根管充填を行いました。

歯冠形態を作って初日は終了です。

感染根管治療の費用まとめ

感染根管治療は、保険診療と自費診療で費用も治療内容も大きく異なります。
保険は費用を抑えやすい一方で制限があり、自費は高額ですが成功率が高いという特徴があります。
目先の費用だけで判断するのではなく、その歯を将来まで残せるかどうかを基準に考えることが大切です。
吉松歯科医院では、豊富な設備を完備し、感染症対策を徹底しています。
丁寧な治療説明を行っているので、納得した上で自費診療に進んでいただけます。
少しでも気になる点がある方は、お気軽にお問い合わせください。