ラバーダム防湿について
アメリカにおける歯科治療特に根管治療専門医(歯内療法専門医)では、ラバーダムをしないで歯科治療特に根管治療(歯内療法)をすることはありません。歯の内側を清潔にしようと治療しているのに細菌が多数存在する唾液が入るような環境で歯科治療特に根管治療(歯内療法)を行うことはないのが現状です。また根管内は、次亜塩素酸(塩素)、EDTAなどで化学的に洗浄するため洗浄薬品が根管内から漏れ粘膜に悪影響が加わることもあります。
吉松歯科院では歯科治療特に根管治療(歯内療法)をおこなうときには100%ラバーダムをして治療を行っています。またラバーダムクランプの周囲から唾液の流入が無いようクランプ周囲にコーキングを行っています。大学ではラバーダムのコーキングなどのことは教えてもらえませんでしたが、修業時代に上の先生が行っているのを観たり、アメリカの歯科治療特に根管治療専門医(歯内療法専門医)の治療を観て実践しています。
アメリカでは動物病院でも歯科治療特に根管治療を行うためにラバーダムをしています。以前聞いた話では、ラバーダムをしないで歯科治療をすると患者さんの方からなぜ?ラバーダムをしないのか?と質問されるくらい一般的に知られている処置法の一つです。
吉松歯科院では、根管治療(歯内療法)以外でもラバーダムを積極的に行っています。
セラミックインレー、オーバーレイの接着時(セット時)にもラバーダムを行ない確実な接着が得られるよう口腔内の湿気、湿度をコントロールしています。
口腔内は、唾液による感染、呼気による湿度がいろいろな処置に対して影響を与える環礁で歯科治療を行います。
ファイバーコアは、直接法がベストと考えていますが、これもラバーダムをして接着を確実に行うことが第一だと考えているためです。