新型コロナウイルスに対する吉松歯科医院としての考え方、東京都港区虎ノ門にあるマイクロスコープ歯科診療、顕微鏡歯科診療をしている吉松歯科では手術用空気清浄機を2台設置しています。4月に入り東京でも日々感染者数が増えています
新型コロナウイルスに対する思い
昨年末中国武漢市から広がった新型コロナウイルス。2月初め横浜港に帰港したダイアモンドプリンセス号内で感染確認後から日本国内の最も大きな問題として直面しています。
毎年この時期、虎ノ門吉松歯科医院ではインフルエンザの感染を防ぐために空気清浄(当院では手術室用空気清浄機を2機設置しています)、乾燥予防、スタッフ含めた栄養管理、休息など思いつく限りの注意を払ってきました。そのおかげで長年インフルエンザとは無縁で診療させていただくことができていました。新型コロナウイルスの日本上陸を知った当初も毎年の習慣を淡々と継続することで回避できると考えていました。ニュースが大きくなりはじめた頃は患者さんのご予約の間隔を30分以上あけ毎回診療台、ドアノブなどを消毒薬で拭くように衛生面の強化をしました。また午前10時診療開始にしてスタッフが通勤ラッシュを回避できるようにしました。
今回に限らず、歯科診療は医療の中では眼科とならんで感染に最も近い診療科だと思っています。
新型コロナウイルスが上陸後、ヨーロッパの歯科医の友人たちはかなり早い時期から診療を取りやめて感染回避に努めていました。スペインでは休診中の収入保証が100%政府から受けられるそうです。
日本はどうでしょうか?関東圏の友人たちの情報によると大きく変わることなく診療を続けているようです。虎ノ門吉松歯科医院では4月から私だけ常駐して応急処置が必要な方にのみ対応することにしました。
医業と経営を並べて発言すると不快に思われる方もおられるかもしれませんが小さな歯科医院にとっても終わりの見えない休診は飲食店と同じく死活問題であることは紛れもない事実なのです。
しかし今回の世界的難局に対しては潔く国内一丸となって感染拡大が疑われる動きを止めることが1日も早い収束への近道になるのではないかと今は考えています。